講座レポート梅田ロフト教室11月19日 (土)

山本穂高による「多重露光」講座の様子をお届けいたします

本日は、山本穂高さんによる「多重露光」講座を開催しました。
像が重なりあって幻想的、不思議な雰囲気が魅力の多重露光ですが、今回の講座では「多重露光とは?」という基本的なところから、理解を深めていきました。講師の山本穂高さんが、実際に作品撮りで使っているカメラもお持ち頂き、座学ながら実践もたくさんあり内容の濃い2時間でした。講座の様子を早速レポートしたいと思います。

2016111907

最初は「多重露光」の基本的な仕組みからです。多重露光とは、同じフィルムのコマに、何度も像を重ねていくという単純な操作なのですが、ただ重ねるだけではなく、カメラや写真の知識や、被写体や撮影環境を読み解く力、また想像力なども必要な奥の深い表現方法なのです。講師の作例を見ながら、基本的なおさえておきたいポイントを解説いただきました。

2016111908

実践的なところでは「カメラ選び」「カメラの設定方法」「フィルム選び」「被写体選び」など、注意すべきポイントを絞りながら解説いただきました。注意すべきポイントを意識して撮影するのとしないのでは上達スピードも違い、理解して撮影することで、さらに良い作品を撮るステップになります。前半は、基礎知識をテキストで学んだところで、後半は実践しながら進めていきます。

2016111906

まずは、多重露光ができるデジタルカメラを使って、具体的に「多重露光撮影の仕方」について学びました。ここでは前半の「被写体選び」で学んだ重要なポイントをいかして、即興で多重露光撮影を行っていきました。

2016111905

ロフトラボという閉鎖的な空間でも素敵な写真を撮影されていて、参加者の方からも「おー」と驚きの声があがっていました。実際に、どんな感じで撮影されているのか見ることができるのも嬉しいですよね。

2016111904

最後に、本日のまとめとして、写真プリントがAグループ10枚、Bグループ10枚用意され、それぞれを組み合わせて多重露光写真をつくる疑似体験のディスカッションを行いました。

2016111902

座学で学んだポイントをフル活用して、被写体を選んでいきます。選んだ被写体を擬似多重露光し、作品として仕上げていきます。みなさん、素敵な多重露光作品を擬似撮影できていました。

2016111903

本日ご参加頂いた方は、多重露光したことがあるけど、イマイチうまくいかないという方から、多重露光は今まで体験したことがないという方までいらっしゃいましたが、みなさん多重露光の楽しさを感じて頂けたようで、あっという間の2時間でした。今日の講座で学んだことを、ぜひ多重露光撮影にいかしてもらえたらなと思います。ご参加いただきましたみなさま、講師の山本さん、アシスタントのPAOさんありがとうございました。

2016111901

また、講師の山本さんのご厚意で、ポストカードをプレゼントいただき、みなさんサインをしてもらっていました。とても好評の講座で、アシスタントで参加させて頂いた私も多重露光の魅力に心を奪われてしまうくらい面白い内容で、また開催したいなと思いますので、ぜひ、みなさん楽しみにお待ちください。